登山用スマートウォッチの選び方とおすすめモデル5選

登山用スマートウォッチの選び方とおすすめモデル5選

登山を安心して楽しみたい人にとって、スマートウォッチは頼れるアイテムです。GPSや高度計、天候のチェックなどが手元でできるので、安全面をサポートしながら活動を続けられます。

本記事では、登山にスマートウォッチをおすすめする理由から、選び方のポイント、具体的なモデルまでご紹介します。

登山にスマートウォッチは必要?使用をおすすめする理由

登山で使うスマートウォッチは、便利なだけでなく安心につながるツールです。ここでは、登山でスマートウォッチをおすすめする主な理由を3つご紹介します。

現在地やルートを把握して道迷いを防げる

登山中に不安なことの一つとして、道に迷ってしまうことが挙げられます。スマートウォッチに搭載されたGPS機能を使えば、自分が今どこにいるのかをすぐに確認できるので安心です。紙の地図やスマホアプリと違い、手元で素早くチェックできるので立ち止まる時間も短く、体力のロスを防ぎながら行動できます。ルートを記録しておけば下山時にも安心感が増し、登山をより快適に楽しめます。

急な天候変化に備えやすくなる

山の天気は変わりやすく、晴れていた空が急に曇ったり雨が降ったりすることもあります。スマートウォッチで気温や気圧の変化をチェックしておけば、天候の崩れを早めに察知できます。少しでも兆しを感じたら休憩や下山の判断につなげられるため、安全な登山の実現につながるでしょう。

緊急時にSOSや位置共有ができる

万が一ケガをしたり体調を崩したりした場合でも、スマートウォッチを通じてSOSを発信したり、位置情報を共有したりできる機種があります。電波が届きにくい山の中でも、できる範囲で自分の状況を知らせる手段があることは大きな安心材料です。

登山向けスマートウォッチに必要な機能

登山用のスマートウォッチを選ぶときは、山の環境に対応できるかどうかがポイントです。登山をより安心して楽しむために、押さえておきたい主な機能を紹介します。

GPS・コンパス

登山で最も心強いのがGPSとコンパス機能です。現在地を正確に把握できることで、登山道を外れたときや分岐で迷ったときにすぐ確認できます。GPSは機種によって精度に差があり、登山向けモデルでは数メートル単位で位置を示せるものもあります。簡易的なウォッチでは位置がずれることもあるため、本格的な登山には精度の高いモデルを選ぶと安心です。コンパス機能も併せて使うことで道に迷いにくくなります。

高度・気温計

山の環境は標高や天候によって大きく変化します。高度計があれば、登っている位置を把握できるだけでなく、登山計画との照合にも役立ちます。気圧センサーを利用した高度計は正確性が高く、1,000mを超える山でも誤差が小さいモデルがあります。また気温計は服装や休憩の判断材料となり、特に寒暖差が激しい山では体調管理の助けになります。ただし、腕に装着していると体温の影響を受ける場合があるため、目安程度に考えるのがよいでしょう。

大容量バッテリー

長時間の行動を支えるには、バッテリー性能が重要です。一般的なスマートウォッチは数日程度で充電が必要ですが、登山向けモデルでは1週間以上持つものもあります。GPSを常時オンにするとバッテリーの消耗が早いため、ルート記録や現在地確認の頻度によって実際の持ちは変わりますが、できるだけ大容量バッテリーを搭載したモデルを選ぶと安心です。

防水・耐久性

山では雨や汗、転倒など、不意のトラブルに見舞われることがあります。防水性能が高ければ雨天や沢登りでも安心して使えます。たとえば「5ATM」以上であれば、日常の雨や水しぶき程度なら問題なく使用可能です。さらに耐衝撃性が備わっていれば、岩場でぶつけても壊れにくく、長く愛用できます。登山では過酷な環境にさらされることを考え、耐久性を重視して選ぶことが大切です。

登山向けスマートウォッチを選ぶ時のポイント

スマートウォッチは種類が豊富で、機能や価格も幅広くそろっています。登山に必要な性能を満たしつつ、自分の使い方や予算に合ったモデルを選ぶことが大切です。ここでは、購入前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

価格と機能のバランス

登山向けスマートウォッチは、価格帯によって備わっている機能に大きな差があります。低価格帯のモデルはGPSや基本的な通知機能が中心ですが、軽登山やハイキングには十分対応できます。

一方で、本格的な登山に使うなら、高度計や気圧センサー、大容量バッテリーなどを備えた中価格帯以上のモデルがおすすめです。さらに、ソーラー充電や衛星通信などを搭載した高価格帯のモデルもあり、過酷な環境での登山にも適しています。高機能になればなるほど価格は上がるため、自分の登山スタイルや「日常でも使うかどうか」を考えながら選ぶと失敗が少なくなります。

装着感やデザイン

登山中は長時間腕につけて行動するため、装着感はとても重要です。重すぎるモデルは腕への負担になりやすく、軽量タイプなら快適に使えます。ベルトの素材もシリコン製ならフィット感が高く、汗をかいても気になりにくいのが利点です。

また、登山だけでなく普段使いも視野に入れるなら、デザイン性にも注目しましょう。シンプルで日常の服装に合わせやすいものや、ビジネスシーンにもなじむスタイリッシュなデザインなら、アウトドアと日常の両方で活躍してくれます。

登山向けスマートウォッチのおすすめ5選

登山に適したスマートウォッチは数多くありますが、機能や価格帯はさまざまです。ここでは、登山におすすめのスマートウォッチを5つピックアップして紹介します。

Mibro GS Explorer

(出典:mibrofit.jp)

 

ディスプレイ

1.32インチ AMOLED

バッテリー

最大約20日間(通常使用)

GPS

デュアルバンドGPS(GPS、BDS、GLONASS、Galileo、QZSS)

気圧高度計

コンパス

防水性能

10ATM

健康モニタリング

心拍数/血中酸素/ストレス/睡眠/月経周期トラッキングなど

重量

約67.5g(シリコンバンド込)
約54.3g(ナイロンバンド込)

接続

Bluetooth(バージョン非公開)

Mibro GS Explorerは、アウトドア性能を重視したタフなスマートウォッチです。316Lステンレスと強化ナイロンのボディにゴリラガラスを採用し、登山中の衝撃や摩耗にも強い設計になっています。

1.32インチAMOLEDディスプレイは日差しの下でも視認性が高く、デュアルバンドGPSや気圧高度計、コンパスとあわせて山中での正確な位置確認に役立ちます。

最大約20日間持続するバッテリーを備え、耐久性と環境対応力に優れた一台です。

Mibro GS Pro

(出典:mibrofit.jp)

 

ディスプレイ

1.43インチ HD AMOLED

バッテリー

最大約20日間(通常使用)

GPS

GPS、Beidou、GLONASS、Galileo、QZSS

気圧高度計

コンパス

防水性能

5ATM

健康モニタリング

心拍数/血中酸素/ストレス/睡眠

重量

約39.82g(バンド除く)

接続

Bluetooth 5.3

Mibro GS Pro は、アウトドア仕様のデザインと操作性を兼ね備えたスマートウォッチです。ステンレスボディとAMOLEDディスプレイにより、登山中でも見やすく直感的に扱えます。

GPSは複数の衛星に対応し、気圧高度計やコンパスを搭載。ルート確認や状況の把握をスムーズに行えます。5ATMの防水性能を備えているため、水辺や悪天候の登山でも安心して使える一台です。

GARMIN Instinct 3 Dual Power

(出典:www.garmin.co.jp)

 

ディスプレイ

0.9×0.9インチ

バッテリー

約28日間+ソーラー充電で無制限

GPS

GNSSマルチバンド対応(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき、SatIQ)

気圧高度計

コンパス

防水性能

10ATM

健康モニタリング

心拍数、血中酸素、ストレス、睡眠、Body Batteryなど

重量

約52g

接続

Bluetooth(バージョン非公開)、 ANT+

GARMIN Instinct 3Dual Power は、登山やアウトドアを意識した本格派のスマートウォッチです。モノクロ半透過ディスプレイで日差しの下でも見やすいのが特徴です。ソーラー充電に対応しているため長期の登山でも電池切れを心配せずに使えます。

GNSSマルチバンド測位や気圧高度計、コンパスを搭載しており、山の中でも高精度に位置を把握できます。さらに防水性能は10ATMと高く、事故検出やLiveTrackなどの安全機能も用意されています。登山中のリスク対策に強みを発揮します。

Amazfit T-Rex3

(出典:www.amazfit.jp)


ディスプレイ

1.5インチ HD AMOLED

バッテリー

最大約27日間(通常使用)

GPS

デュアルバンド・6衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)

気圧高度計

コンパス

防水性能

10ATM

健康モニタリング

心拍数、血中酸素、ストレス、皮膚温度、睡眠など

重量

約68.3g(バンド込)
約49g(バンドなし)

接続

Bluetooth 5.2
Wi-Fi 2.4GHz

Amazfit T-Rex 3 は、軍用規格に準拠した耐久性を持つアウトドア向けスマートウォッチです。ステンレススチールのベゼルとゴリラガラスのディスプレイを備えており、衝撃や傷に強く安心して使えます。

デュアルバンドGPSと6衛星測位に対応しているため、登山ルートの追跡やナビゲーションに役立つGPXデータの取り込みにも活用できます。防水性能は10ATMと高く、水泳や浅い水中アクティビティにも使用できます。バッテリーは最大27日間持続し、心拍数や血中酸素、皮膚温度の計測や睡眠モニタリングも可能。タフさと機能性を両立した一台です。

HUAWEI WATCH GT 5 Pro

(出典:consumer.huawei.com)


ディスプレイ

46mm:1.43インチAMOLED
42mm:1.32インチAMOLED

バッテリー

46mm:約14日間(通常使用)
42mm:約7日間(通常使用)

GPS

L1:GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS
L5:GPS、GALILEO、BDS、QZSS

気圧高度計

コンパス

防水性能

5ATM、ダイビング(条件あり)

健康モニタリング

心拍数、血中酸素、ストレス、睡眠、体温、女性ヘルスケアなど

重量

46mm:約53g(ベルト除く)
42mm:約44g(ベルト除く)

接続

Bluetooth 5.2
NFC

HUAWEI WATCH GT 5Pro は、チタニウムやサファイアガラスを用いた高級感のあるデザインが特徴のスマートウォッチです。デュアルバンドGNSSで登山中も正確に位置を測定できます。

防水性能は5ATMに加えて最大40mのフリーダイビングに対応しており、幅広い環境で安心して使えます。バッテリーは46mmモデルで最大14日間持続し、長時間の登山や旅行にも頼れる仕様です。心拍数や血中酸素、体温などをチェックできるセンサーも充実しており、体調管理をしながら登山を楽しめる点も魅力です。

登山向けのおすすめスマートウォッチはMibro

登山を安心して楽しむために、スマートウォッチは頼れる存在です。なかでも Mibroの製品は、GPSや高度計、防水性能を備えながら価格が手頃なため、初めての1台として選びやすいモデルです。

「高価なモデルは不安」「必要な機能をまず試したい」という方にもおすすめです。Mibroのスマートウォッチが、登山をより快適で安心なものにしてくれます。

ご興味のある方は、ぜひ下記より商品詳細ページをご覧ください。ご購入は本サイトの他、アマゾンや楽天市場、また、ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダデンキなどの大手量販店の実店舗まで。

 

 

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